情報が知識にかわる自動車サイト

情報が知識にかわる自動車サイト

マツダ雪上試乗会レポート マツダがこだわる躍度とは何だ?

2018年1月6日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今季のマツダ雪上試乗会のテーマは「躍度」だった。躍度(やくど)・・・あまり一般的な用語ではないが、当サイトでも何度か説明をした「加速度の変化率」のこと。言ってみれば、クルマの運転操作で力加減とか、さじ加減を行なったときに、期待値どおりにクルマを動かすための技術で、マツダが注力している部分だ。<レポート:高橋明/Akira Takahashi>

マツダ 冬季試験場 剣淵町

剣淵町にあるマツダの冬季試験場

2017年12月、マツダの冬季試験場のある剣淵という街が試乗会場だった。テストコースおよび、市街地での雪上試乗で、前年は4WD性能の試乗で、今季のテーマは躍度というわけだ。

マツダ雪上試乗会 CX−8 士別駅

剣淵・士別近辺を新型CX-8でテストドライブ

■躍度とは何か?

加速度の変化率。加速度を時間で除した微分値で、ジャーク(Jerk)や加加速度(かかそくど)という言葉でも説明されている物理用語だ。式で表すとF(力)=G(加速度)/S(秒時間)なのだが、モノが動くときの力のかかり方の変化を時間で見るということだ。簡単にいえば単位時間あたりの加速度の変化率ということ。

マツダ雪上試乗会 試験路

雪上で躍度を体験。いろんな走り方で躍度への理解を深める

クルマに置き換えると加速、減速、旋回という動きには駆動力、制動力、旋回力という力が発生していて、そこには物理の法則、そして躍度が存在する。

マツダ雪上試乗会 乗り物別Gの掛かりかた

乗り物によっても加速、加速度、躍度が違う

躍度の単位は、例えば0.4G(速度が変化していく勢い)で0.2s(秒)加速させたときの躍度は0.4÷0.2=0.2G/sということになる。ではこの0.2G/sを乗り物にあてはめてみると、電車の発進時は0.1G/sだそうだ。また、新幹線だと0.05G/s、飛行機の離陸では0.3G/sということで、0.2G/sをクルマに置き換えたとき、おおむねイメージできるのではないだろうか。ただし、混乱しやすいが、加速力ではなく、また速度の変化量(Δv:デルタブイ)でもない。

マツダ雪上試乗会 躍度開発メンバー

躍度開発メンバー?茶髪のロン毛、井上氏を探せ。控えめな性格なのか後列に

躍度の説明はマツダパワートレーン開発本部の井上政雄氏だ。井上氏は躍度に注目し、その右足の感覚を物理にあてはめ、MBD(モデルベース開発)を駆使して制御している。井上氏自身は「右足の感覚でこの仕事を続けてきた」というほどテストドライバーの経験が豊富で、マツダのクルマは井上氏の右足で調律されていくようなものといってもいい。

MBDはモデルという数式を使って制御しているが、言い換えれば、人間の感覚を如何にデジタルでも再現できるか?という挑戦でもある。クルマが走るとき、エンジンパワーの出し方、操舵にはモーター出力が関係し、旋回では荷重も関係する。そうした複数のデータを組み合わせて、ドライバーの意図を推測し、期待通りに動くように制御式を作っていく。そのために開発ツールとしてMBDを活用している。それは、ひとつの動きを作るのに、スーパーコンピュータでも2日かかるというような想像を絶するデータ量の関連付けを行なっているという開発なのだ。

【こだわりの愛車を高く売るには!】
同時に多くの買取業社へ査定の依頼が簡単に
各社の査定額を比較すれば、
なんと【●●万以上の差】が
入力はカンタン1分!あとは登録して待つだけ!
↓【PR】ズバット車買取比較で一括査定↓

今すぐ一括査定依頼
国産車・輸入車
現在の郵便番号-郵便番号を調べる