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【フランクフルトショー】ZFの知見から産まれた安全技術、専用装備群を発表vol.2

2017年10月16日

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ZFのCEOシュテファン・ゾンマー博士は以前から、クルマの電動化と自動運転には、革新的なアクティブとパッシブセーフティ・テクノロジーが必要だと明言しており、2017年のIAAフランクフルトモーターショーでは、近未来の乗り物として注目される小型モビリティへの乗員保護システムへの参画とZF独自の革新的なインテリアを発表した。

■超小型モビリティ用安全装備

フランクフルトショー ZF 乗員保護システム 超小型モビリティ用シートベルト

乗員保護システムや超小型モビリティ用シートベルトなどを発表

メガシティ化が進む中、交通渋滞や大気環境もそれにつられて悪化していくことが予測され、それらの問題を技術で解決する研究をZFでは行なっている。そのメガシティ化された未来の都市では、インフラとしての乗り物はEV化され、またカーシェアリングの普及、そしてパーソナルな移動手段としては超小型モビリティの存在が必要になってくるとされている。

フランクフルトショー ZF 超小型モビリティ BEHICLE

欧州規格の超小型モビリティ「BEHICLE」

欧州ではこうした電動の小型モビリティをLEM(ライトウエイト・エレクトロ・モービル)あるいはクワッド・サイクルという呼び名で、開発が進められ、特にニーズが最も高いのが「L7e」と呼ばれる最高出力15kW、最大重量400kgというヨーロッパ規格の超小型モビリティだ。

フランクフルトショー ZF 乗員保護システム 超小型モビリティ用エアバッグとシートベルトの作動イメージ

ZFはシートベルト、エアバッグでベヒクルの乗員保護性能を上げる

一方でZFは、これらの超小型モビリティによる短距離移動を検証するEU主導の「プロジェクト・ベヒクル」では、ZFの得意分野である、乗員保護分野におけるパートナーとして参画した。ちなみに、「ベヒクル」とはベスト・イン・クラス・ビークル(Best in-class Vehicle):クラス最高のクルマを意味する欧州規格の超小型モビリティだ。

実際にこれら超小型モビリティは、ラスト・ワンマイルの乗り物として各社が実証実験を開始しているが、乗員保護という点では十分な開発が進んでいないのが現実だ。これまでユーロNCAPで2つ星を超える評価を獲得したモデルはないという状況なのだ。

フランクフルトショー ZF 乗員保護システム 超小型モビリティ用シートベルト 4点式

シートベルト後端はルーフにアンカーされる

今回開発する3人乗り電気自動車「BEHICLE」にZFは、新しい4点式シートベルトとエアバッグシステムの開発と搭載、およびシミュレーションやテストなどを担当し、このカテゴリーで初めて、ユーロNCAPで5つ星の獲得を目指して設計している。

このプロジェクトでは、乗員保護分野におけるZFの知見を活かし、このクラスで初めて、ユーロNCAPでの最高評価獲得が可能なシステムを開発した、とZFの副社長兼乗員保護システム事業部のジェネラルマネージャー、ミハエル・ビューフスナー博士は語っている。また、BEHICLEのような新しい車両コンセプトやソリューションの開発もZFの「ビジョン・ゼロ」には含まれているということも話している。

■ZFの知見から誕生した専用装備

具体的に提供した技術では、BEHICLEの特徴である中央に位置する運転席やBピラーレスの構造は、乗員保護システムの設計にあたって大きな課題であり、ZFは、4点式シートベルトとカーテンおよびサイドエアバッグを特別設計してこの課題を解決している。

4点式シートベルトは、通常の3点式よりも事故の際の保護性能は向上する。そのため、テンショナーとベルトフォースリミッターを統合した2つのリトラクターが、BEHICLEのリヤルーフに取り付けるという専用設計をしている。

フランクフルトショー ZF 乗員保護システム 超小型モビリティ用シートベルト タングプレート

また、左右2つのタングプレート(差し込み側)は運転者の頭上から前方外側に突き出すため、ヘッドライナーから簡単に引き出すことができるという。そして運転席の左右に取り付けられたバックルは、照明によって見つけやすい工夫がされている。また、DLT(ダイナミック・ロック・タング)と呼ばれる量産システムの採用によって、事故発生時、乗員の胸部や肩にかかる拘束力を骨盤周辺よりも下げ、シートベルトによる怪我を防止する機能も備えている。

フランクフルトショー ZF 乗員保護システム 超小型モビリティ用シートベルト 側面衝突試験風景

側面衝突のテストも行なわれている

さらにZFの新型サイドエアバッグ(SABs)をBEHICLEではアルミのドアビームに取り付けている。BEHICLEは運転席が中央に位置するため、SABはドアとドライバーが通常のクルマよりも離れていることと、シートに合わせて長さを調整しないという要素も考慮に入れて設計されている。

さらにAおよびCピラーに装備された外部保持ストラップ付のカーテンエアバッグ(CAB)は、側面衝突時における効果的な乗員保護を行なうというものだ。

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