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【WEC 2017・興奮動画】 第1戦 シルバーストン6時間レース 予想外の接戦の末、トヨタがまず1勝

2017年4月20日

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シルバーストン6時間レースを制したトヨタ8号車

2017年4月14日~16日、イギリスのシルバーストン・サーキットで2017年世界耐久選手権(WEC)が開幕した。今シーズンのLMP1クラスは、トヨタとポルシェの一騎打ちで、ともに新開発の2017年型マシンを持ち込んでいる。

トヨタは、シルバーストン・サーキットに合わせたダウンフォース重視型のボディを装備したTS050で参加したが、ポルシェ・チームはなぜか低ダウンフォース仕様の919、つまりル・マン24時間レース仕様を持ち込んでいた。チーム代表のアンドレア・ザイドル氏は、「ダウンフォース重視型のボディの開発が遅れてしまった」とコメントしているが、これは額面通りに信じるべきか、どうか。。。ターゲットはあくまでル・マン24時間レースということを物語っているように受け取ることができる。

ポルシェ・チームは低ダウンフォース仕様のボディで出場。この2号車が終盤でトヨタ8号車に逆転され2位に

■公式予選
公式練習からトヨタは好調でポルシェに1秒以上の差を付けた。公式予選ではポールポジションを獲得したのは小林可夢偉とマイク・コンウェイが乗る7号車だった。WECの予選は3人のドライバーのうち2人がタイムアタックし、その平均値が予選タイムとして採用される。

公式練習、予選を通じてトヨタがポルシェを上回った

7号車はまず小林可夢偉が1分36秒793の驚速タイムを記録し、コンウェイは2回目のアタックで1分37秒816の好タイムを記録。その結果7号車は平均タイム1分37秒304でポールポジションを確定した。このタイムは2012年に始まったWECのシルバーストーン戦におけるLMP1クラスの最速タイムだ。

ポールポジションを獲得した7号車は、決勝レースで大クラッシュ

中嶋一貴とアンソニー・デビッドソンが乗るトヨタ8号車は、7号車に僅差の1分37秒593を記録して2番手に。そしてポルシェ1号車のジャニ、ロッテラー組が1分38秒615で3番手、ポルシェ2号車のベルンハルト、バンバー組が1分39秒063で4番手となった。トヨタがポルシェに1秒以上という差をつけたのは異例と言えるが、その原因はボディの空力性能の差が大きかったことはいうまでもない。

シルバーストン6時間予選結果

■決勝レース
2017シーズンのWECはこの時期のイギリスらしい低い気温と変わりやすい天候のもとで開幕した。時折降る雨のため、路面温度は11度Cという肌寒いコンディションだが、サーキットには週末を通して5万人以上のファンが詰めかけた。

正午に決勝レースのスタートが切られた。最前列から飛び出した2台のTS050は、序盤は7号車、8号車の順で周回を重ねた。7号車のマイク・コンウェイはただ一人1分40秒を切るタイムで逃げ、追走するチームメイトのブエミの8号車と共にポルシェとの差を広げた。

決勝レースのスタートシーン

しかし、トヨタ7号車をトラブルが襲った。コンウェイが可夢偉にステアリングを手渡す寸前にリヤのサスペンションが不調になり、それ以後7号車のハンドリングは悪化。バトンタッチされた小林はコースを外れるなどしながらも、4位確保の走行に徹した。

ところが小林からホセ・マリア・ロペスにドライバー交代が行われた直後、ロペスの7号車は挙動を乱してコースアウトし、タイヤバリアに激突。大きなダメージを負った。7号車はエンジニアの無線指示によりなんとかピットまで帰り着き、66分をかけて修復された。しかし優勝したチームメイトの8号車からは38周遅れの総合23位に終わった。

ポルシェ2号車に迫るトヨタ8号車

予選2番手からスタートした8号車はブエミからデビッドソンに代わってからもリードを保ったが、レースが2時間を過ぎた頃に悪化した天候で路面がウェットになり、ポルシェは早々にインターミディエイトのウェットタイヤに交換した。しかし8号車はスリックタイヤのままで走行し、2位に後退。その後天候が回復すると、再度タイヤ交換にピットへ入ったポルシェを抜きトップに躍り出て、中嶋にステアリングを渡す。

しかし7号車のアクシデント処理のためにセーフティカーが出動し、8号車と2位のポルシェと差が瞬く間に縮まってしまった。セーフティカーが退いた時点でレースは残り2時間。8号車はレースが残り45分になった時点で最後のピットストップを行ない、中嶋からブエミにドライバー交代。この8号車のピットストップでポルシェ2号車がトップに。

しかしその2号車も最後のピットストップを行なうが、タイヤ交換をしないでピットアウトしたため、その時点でトヨタ8号車の差は8秒。そこから新しいタイヤを履いた8号車の猛追が始まった。そしてレースが残り13分を切った時、8号車がライバルをかわしてトップに立ち、そのままゴールを迎えた。

終盤でトップを走るポルシェ2号車をトヨタ8号車が抜き去る

ポルシェ1号車は中盤まではトヨタ8号車を追い上げる体勢だったが、終盤にタイヤの消耗が激しく、最後のピットインでも予定外の左側前後のタイヤを交換するなどし、3位でゴールを迎えた。一方2号車は、レース中のラップタイムはトヨタとほぼ同等の速さを見せ、ピット作戦も早め早めに手を打って最後にリードを奪ったが、最終段階で新品タイヤと摩耗したタイヤの差と空力性能の差で逆転を喫し2位となった。

チェッカーフラッグを受けるトヨタ8号車

そのため、ポルシェ・チームは、2位、3位を獲得したことは勝利にも値すると考えている。逆にトヨタは幸先よく緒戦での優勝を果たしたものの、ピットワークや作戦面では少し課題が残る結果だったといえるだろう。

シルバーストン6時間レース結果

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