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フォルクスワーゲン ゴルフRヴァリアント試乗レポート 日常使いできるスポーツマシン

2016年1月4日

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フォルクスワーゲン・ゴルフの最強モデル「ゴルフR」のヴァリアントに試乗してきた。ゴルフRはゴルフの中でも特別な存在で、もっともハイパフォーマンスなパワーユニットを搭載しているモデルだ。ステーションワゴンタイプでありながら、ハイパワーのエンジンを搭載しユーティリティとスポーツフィールの両立はどの程度なのか探ってみた。<レポート:髙橋 明/Akira Takahashi>

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ゴルフRヴァリアントはVolkswagen R GmbH」が開発した、史上最強のゴルフとして発表されたのは2015年5月。全方位にバランスの取れたモデルとして非日常の卓越した走行性能と日常での使いやすさを謳ったモデルで、ハッチバックはこれに先立ち2015年2月に国内発表されている。

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最強のパワーは280ps/380Nmを発揮。2.0Lターボに6速DSGを搭載している。さらに4Motion(4WD)はフルタイムの四輪駆動になっている。「R」専用のチューニングについてはこちらで試乗レポートしているので、見てほしい。

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さて、今回の試乗は箱根のワインディングで、このクルマが最も得意とする分野のフィールドだ。ゴルフRの4Motionは第5世代のボルグワーナー製ハルデックス・カップリングでアクセルワーク、ステアリングアングルなどのパラメータから瞬時にトルク配分を変化させる4WDで、オンデマンド式というよりも必要トルクの予測をし積極的にトルクを後輪へと伝えているタイプだ。駆動配分は0:100から100:0まで駆動配分をする。また電子制御ディファレンシャルロック「XDS」は高速コーナリング時のグリップ不足を瞬時に検知し、ブレーキをかけて内輪の空転を防ぎ、すぐさまグリップを回復。アンダーステアを感じさせない制御が行なわれる。

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そしてRに専用設定されたDCCのレースモード。アダプティブシャシーコントロール(DCC)は第2世代に進化し、エコ、ノーマル、コンフォート、カスタム、そしてR専用のレースの各モードがある。レースを選択するとダンパーの減衰力をあげエンジンレスポンス、シフトポイントを変化させ、スポーツドライブが楽しめる。さらにサウンドも変化し、突然レーシーな音をさせながら疾走する。

サスペンションは通常モデルのゴルフより20㎜ダウンし、フロントには新開発のA型ロワアームの採用やジオメトリの見直しなど細部にわたりチューンされている。そしてプログレッシブステアリングはギヤ比可変システムで、低速や駐車場での切り返し、高速コーナリングといった場面では切れ角が可変するシステムも搭載している。

◆インプレッション

これらの操安デバイスで武装したゴルフRヴァリアントは、ノーマルやエコ、コンフォートモードでは全く普通のゴルフとしか感じないおとなしさで、クルマに興味のない人であれば、スポーツカーであることは想像できないほど普通な使い勝手になっている。ステアリングも特に重いわけでもなく、DSGが扱いにくこともない。また乗り心地も特に硬いとは感じない。硬いというより引き締まったフィールだから、敏感な人であればただものではないことがこのあたりで感じるかもしれない。

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R専用のレースモードにすると一変する。その変貌ぶりは凄まじく、サウンドも含め急にスポーツカーへと変身するのだ。スロットルレスポンスも敏感になり、トルクバンドを維持するようなセッティングにもなる。スロットルを開けるとバイクの加速感を思い出すほどの瞬間的な加速があり、興奮する。スロットルオフしたときもバイクのまさにそれで、エンジンの反応はバイク・エンジンといったフィーリングだ。

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ワインディングではサウンドも含め、リズミカルにエンジンがレスポンスし、4WDのヴァリアントは限りなくニュートラルなハンドリングでコーナリングし、そしてバイクのような加速、リズミカルにシフトアップ、そしてブレーキング、ダウンシフト、そしてステアという流れが実に快感。ステーションワゴンタイプで走っていることが逆に滑稽に感じるほどピュアスポーツカーになっている。
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エクステリアやインテリアはゴルフらしく地味だ。特に華美な装飾もなく質実剛健なイメージがある。グリルとテールゲート、フェンダーには小さく「R」のバッジが付く程度で控えめだ。マフラーが左右2本ずつ出してあり、パッと見ただけではあの走りはイメージできない。

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フロントのシートバックには「R」のロゴが入って、ステアリングはボトムフラットなタイプの太目のハンドルが装備される。ピアノブラックのパネルが高級感を作り、ゴルフの中でも最上位にポジションしているモデルという満足感が得られる。
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性格的に控え目で目立つことが苦手だが、スポーツカーレベルの走行性能が欲しい、というユーザーにはぴったりで荷台には1600Lを超える収納力もあり日常使いが全く問題ない。女性の買い物車としての購入だったとしてもまったく問題はないのだ。かつてのゴルフRではスポーツ性能に不満を持つことはなかったと思うが、おとなしく使うことに関してはメインストリームではない、という割り切りがあったと思う。ゴルフ7のゴルフRはそのあたりにも満足度の高いチューニングがされている。

価格:581万8000円(ワングレード・税込み)


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