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ポルシェ 電動4座席スポーツカー・コンセプト「ミッションE」フランクフルトショーで出現

2015年9月17日

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ポルシェ 電動4座席スポーツカー・コンセプト「ミッションE」

2015年9月15日、ポルシェはフランクフルトショーで電動4座席スポーツカー「ミッションE」がベールを脱ぎ、ポルシェの近未来スポーツカー、電気駆動化の斬新なビジョンをアピールした。

ベールを脱いだミッションEは、ポルシェ初となる電気駆動の4シータースポーツカーだ。このコンセプトカーは、ポルシェ911の面影を宿すエモーショナルなデザインと、スポーツカーらしい圧倒的なパフォーマンス、そして初の800Vの駆動システムなど多くの要素を盛り込んだコンセプトカーだ。

ポルシェ 電動4座席スポーツカー・コンセプト「ミッションE」

ミッションEの駆動システムは、駆動とエネルギー回生を行なう2個の永久磁石同期モーター(PSM)は、2015年のル・マン24時間レースで優勝した919ハイブリッドで使用されているものとほぼ同じだという。2つのモーターは合計600ps以上を発生。0-100km/h加速3.5秒以内、0-200km/hは12秒以内という強烈な動力性能を備えている。

高い効率、出力密度、均一な出力の発生に加え、現在の他の電動システムとは異なり、短い間隔で加速を繰り返しても依然としてフルパワーを発生できるという。またポルシェ・トルク・ベクタリングを備えたオンデマンド型の4輪駆動システムとし、4輪操舵も備えている。これらによってミッションEはニュルブルクリンク北コースのラップタイムは8分を切る実力を備えているという。

ポルシェ 電動4座席スポーツカー・コンセプト「ミッションE」ポルシェ 電動4座席スポーツカー・コンセプト「ミッションE」

ミッションEのバッテリーに関しては公表されていないが、テスラのような大容量のリチウムイオン・バッテリーを床下全面にレイアウトしており、当然ながら低重心で、操縦安定性の向上にも役立っている。1回のバッテリー充電で500km以上の航続距離を備えているという。

また15分以内で航続距離を約400km伸ばすのに必要な電気エネルギーを充電することができるとしている。その理由は、ポルシェが初めて導入する最有力候補の800Vテクノロジーにある。高電圧にすることで、充電時間の短縮に加え、車内の電線ワイヤーの軽量化にもなるのだ。ちなみに日本のCHAdeMO方式、欧米のコンボ方式で400V~500Vとなっている。

この革新的な「ポルシェ・ターボ・チャージング」システムの充電は、運転席ドアの前の左フロントフェンダーの可動式ソケットとなっている。この800Vのポートを経由し、バッテリーは約15分で容量の約80%まで充電可能だ。なお従来の400Vのクイック充電ステーションに接続することもできる。さらに、自宅のガレージの床に埋設されたコイルの上に駐車するだけ充電できる非接触式の誘導充電にも対応するという。

ミッションEのボディはアルミ、スチール、カーボンファイバーなどで構成されている。またホイールもカーボン製で、フロントは21インチ、リヤは22インチサイズ。ボディの全高は1300mmと低い。4灯式のヘッドライトはLEDマトリクス式を採用。4ドアは観音開き方式としている。

ポルシェ 電動4座席スポーツカー・コンセプト「ミッションE」ポルシェ 電動4座席スポーツカー・コンセプト「ミッションE」

インテリアは、ポルシェ伝統のデザインに未来性を加えている。開放感、ピュアでシンプルな構造、ドライバー重視、そして実用性という基本要素は、電気駆動というコンセプトに合わせ新しい技術により再定義している。

たとえばセンタートンネルがないためスペースが広がり、より明るく開放的な雰囲気がインテリア全体に生まれ、4つのセパレートシートはレース用のバケットシートにインスピレーションを得たものを装備する。このシートは超軽量構造でダイナミックな走りでも横Gに対する優れたサポート性を備えている。

メータパネルはポルシェならではの5連メーターで、OLED(有機発光ダイオード)テクノロジーを採用しバーチャルに表示される。丸型メーターには5つのテーマが与えられ、コネクテッドカー、パフォーマンス、ドライブ、エネルギー、スポーツクロノとなっている。

操作方法はまさに革新的だ。アイトラッキング(視線追尾)システムにより、車内カメラを使ってドライバーがどの計器を見ているのかを検知。ついでドライバーがステアリングホイールのボタンを押すと、焦点の合っている計器のメニューが立ち上がる。メニュー内でのナビゲートも、アイトラッキングと手動操作を組み合わせている。

ポルシェ 電動4座席スポーツカー・コンセプト「ミッションE」ポルシェ 電動4座席スポーツカー・コンセプト「ミッションE」

メーターの表示は、いわゆるパララックス(視差)効果により、シートポジションやドライバーの姿勢に応じてディスプレイが変化する。ドライバーが低く座ったり、背を伸ばしたり、片方に身を寄せると、丸型メーターの3Dディスプレイがそれに反応して動くのだ。これにより、ドライバーが重要な情報を見落とす恐れがなく、運転情報が常ににドライバーの視界に収まるようになっている。

またミッションEは、ドライビングの愉しみを表現することもできる。ドライバーが上機嫌であることを認識したルームミラーに取り付けられたカメラは、それを丸型メーター内に顔文字として表示する。愉しさの要素は、ルートや速度などの個別の情報とともに保存し、ソーシャルメディアを通じて友人と共有することもできる。

ダッシュボード全体は、2つの立体的な構造レイヤーに分けられており、上のレイヤーには運転席用のディスプレイが組み込まれ、2つの層の間にあるホログラフィック・ディスプレイは助手席側まで広がっている。

ここに表示される個別に選択可能なアプリは、バーチャルスペースに保管され、3D効果を伴って優先順位に基づいて配列される。ドライバーと乗員はこれらのアプリを使って、タッチフリーで主要な機能(メディア、ナビゲーション、空調コントロール、連絡先、車両情報など)を操作することができる。

ジェスチャーを行なうとセンサーが検知し、希望するシンボルが起動。握るジェスチャーは「選択」、引くジェスチャーは「操作」を意味します。また、2次的な機能(詳細なインフォメーションメニューなど)は、センターコンソールのタッチディスプレイを使って操作する。

ポルシェ 電動4座席スポーツカー・コンセプト「ミッションE」

このコンセプトカーは、スマートフォンやタブレットを使ってポルシェ・カーコネクト経由で車外から設定することもできる。「無線、リモートサービス」を使うと、ドライバーは夜のうちに車両の機能内容を大きく変更することができ、また一体型の高速データモジュール経由でアップデートするだけで、シャシー、エンジン、あるいはインフォテインメントシステムの追加機能やドライブガイドが組み込まれる。

さらに、ポルシェ ・カーコネクトを使ってポルシェ販売店と直接連絡を取り、遠隔診断やアポイントメントの日程調整を行なうこともできる。

組み込まれているリモートサービスにあるもうひとつの機能は、デジタルキーで、これはポルシェ・カーコネクトポータル経由で送信する。これにより、車両のオーナーだけでなく、オーナーが承認した家族や友人などもドアを開けることができる。認証に成功すると、一定の時間枠と定められた場所において、キーの使用が可能になる仕組みだ。

ドアミラーはカメラがその役割を担う。左右のフロントフェンダーに取り付けられた外部カメラからの映像が、フロントウインドウの下側の隅に表示されるバーチャルミラー方式となっているのだ。

 

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