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コンチネンタル インターネットLTE常時接続の時代 自動運転につながる近未来像

2015年7月20日

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コンチネンタル インターネットLTE常時接続の時代 自動運転につながる近未来像

ダイナミックeHorizonのイメージ図。進むべき車線情報もリアルタイムに表示

世界的な自動車部品サプライヤー、コンチネンタル・オートモーティブのインテリア部門に属する「インフォテインメント & コネクティビティ」事業部門の最新技術プレゼンテーションが横浜の同社で行なわれた。

■ダイナミックeHorizon
インフォテインメント & コネクティビティ部門の最近の取り組みについて、同事業のアジア統括担当者のスコット・ステガート氏は、「現在のより高度になっているドライバー支援システムは、カメラやレーダーシステムなどの車両センサーや追加のオンボードセンサーからの情報に基づいて判断を下しています。これらのドライバー支援システムは、周囲や前方道路に関する情報、地形情報、交通上の指令や規制に対応することで、さらに高度に自動化されたシステムに進化させることができ、「eHorizon(イーホライゾン)」を通じ、新たなソリューションを提供して行きます」と語る。

eHorizonの概念。走行経路のはるか前方の情報がクラウドからクルマに送信される

eHorizonの概念。走行経路のはるか前方の情報がクラウドからクルマに送信される

さらに「クラウド接続のおかげで、ダイナミックeHorizon は高精度なデジタル地図で常に最新の情報媒体に変え、単なるナビゲーション以外の目的に使用できるようにします。これにより私たちはトラックや乗用車の安全性、効率および快適性を高めようとしています」という。

つまりコンチネンタル社は、走行するクルマに交通状況を伝達するだけではなく、交通全体を効率化し、エネルギー消費を抑え、より安全性を高めるために「eHorizon」というコンセプトを以前から提唱している。

eHorizonとは、クルマとネットサーバーを常時接続により、視認できる範囲より遥か彼方の地域を予見できることを意味している。

このコンセプトは、現在のドライバー支援システムをはるかに上回るメリットを持っている。なぜならクルマが装備するセンサーでは、直前の情報しか取得できず、またナビのマップも静的で過去のデータを表示するに過ぎないため、交通全体を円滑かつ安全にするためには、クルマに搭載する技術だけでは限界があるという理由からだ。

◆第1世代のeHorizon

コンチネンタルのeHorizonコンセプトの第1段階は静的なeHorizonと呼ばれている。2012年にトラックメーカーのスカニア社がこれを車両に実装し、実用化している。

この静的eHorizon は、前方の地形や交通を予測したクルーズコントロールとして機能し、GPS、信号情報、地図開発メーカーHERE社のルートデータに基づいた走行ルートの3次元プロファイルを提供し、はるか前方を予測している。そしてクルーズコントロールにより前方のルートに走行を適合させることができるというものだ。

コンチネンタルとスカニアが実行した走行テストでは、静的eHorizon のこのアプリケーションは、燃料消費量を平均約3%削減することが実証された。

コンチネンタル インターネットLTE常時接続の時代 自動運転につながる近未来像

コンチネンタルとHERE,、IBMの連携によるeHorizonの実現

◆第2世代のeHorizon

eHorizonの次のステップは、コネクテッドeHorizonと呼ばれている。主として3Gの常時通信接続を利用し、最新の交通情報がクルマに送られ、一方で車両センサーからの情報、例えば標高やカーブの曲率などが地図データーを補完するとともに、このデータはクラウドサーバーに伝送され、他のクルマにも新たな情報として送信されるというものだ。

これにより、クルマが搭載しているセンサーが交通状況や危険を察知する前に、ドライバーは状況を認識することができる。このコネクテッドeHorizonは、もはや実現可能なインフラが整いつつある。

コンチネンタル インターネットLTE常時接続の時代 自動運転につながる近未来像コンチネンタル インターネットLTE常時接続の時代 自動運転につながる近未来像

 

◆第3世代eHorizon

そして次のステップが、今回プレゼンテーションされた「ダイナミックeHorizon」だ。この段階ではもはやクルマ側では地図データは不要になり、それに代わって現在の走行区間に対応し、ほぼリアルタイムで動的データベースが取得できるシステムなのだ。

クルマのセンサーで得られた交通状況に関する情報はHERE社のクラウドに送られ、正確なデジタルマップ情報とミックスされ、さらにIBMのクラウドによるビッグデータから得られた情報追加や選択を行ない、各車両に最新情報が送信され、クルマのディスプレイに情報が表示されるという仕組みだ。

つまりリアルタイムで走行経路の交通情報と、走行中の個々のクルマから得られるプローブ情報が一体化された情報媒体となり、必要な情報が表示されるわけだ。

クルマから得られる情報とは、速度、横G、フォグランプ、ハザードランプ、クルーズコントロールの設定、ブレーキの踏み方、事故時に作動するeCall(緊急通報)システム、ワイパーとその頻度、ABSやASRの介入、道路の速度制限や交通標識、GPSによる位置情報などで、これらの情報がLTE(4G)接続によりクラウドに送信される。

こうした走行中のクルマからの情報はクラウドで処理され、はるか前方の動的なマップ&交通情報としてクルマに送信され、必要に応じて車両センサーが状況を把握する前にドライバー支援システム、ブレーキやステアリングの制御は行く手にある交通状況に備えることができるのだ。

ダイナミックeHorizonのドイツにおける運用例

ダイナミックeHorizonのドイツにおける運用例。車両が認識した速度制限がクラウドを経てクルマに送信される

例えば、交差点の手前でより早く減速しコースティング機能を利用する。ハイブリッド車ではエネルギー回生量を増加させることができ、カーブの向こう側に渋滞があることが把握できれば、おだやかに減速することができ、ドライバーのストレスも低減することができる、というわけだ。<次ページへ>

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