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コンチネンタル・モビリティ・スタディから見る日本人のクルマ好きとは?

2015年6月9日

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世界的な自動車部品サプライヤーのコンチネンタル・オートモーティブ社が、2015年5月に「モビリティ・スタディ」と題し、ユーザーのクルマに対する意識調査を行なった結果のレポートがあった。これらのレポートから、Tia1といわれるサプライヤーから完成車メーカーへどんな技術が提供され、そして近い将来われわれはどんなクルマに乗ることができるようになるのか?その未来が見えてくるものだった。<レポート:髙橋 明/Akira Takahashi>

調査報告は同社社長のクリストフ・ハゲドーン氏が行ない、調査は日本、ドイツ、フランス、中国、アメリカで行なわれた。内訳は18歳から25歳が27%、26歳から30歳が48%、60歳以上が25%という構成比で、男女比は53%:47%でほぼ半々。代表的調査はドイツ1800名、アメリカ2300名、自動車の利用状況については各国400名以上のサンプルを元に報告されている。

調査結果からは現在の状況把握、大衆の意識と実際の自動車産業との乖離などの確認ができる。そして近い将来、クルマに不可欠とされるさまざまなソリューションのうち、これらの調査結果を基にしてソリューション開発の方向性、具体的な技術に取り組むことができる。それらは将来的に自動車メーカーに供給されていくというわけだ。

例えばコンチネンタルでは、完全自動運転のクルマをすでに国内の公道で実証実験を開始している。これらのテストを進めていく上での根拠ともなる調査だったとみることができるのだ。では、実際にどんな調査結果が出たのか、いくつかサンプルをみてみよう。

◆クルマへの興味が薄いのは?が原因
質問事項として「クルマを持ちたいか?なぜ持ちたいか?」という項目では、日本の場合75%が持ちたいと回答しているが、調査国中最低の数値。また、「クルマは必要ない」という回答は9%で、これも調査国中最も多い数字だ。そして必要性やいつでもどこでも自由に動けるという魅力を感じていることも最も少ない国という結果も。(下図グラフ参照)

コンチネンタルP8

ドイツではクルマはステータスであるが、日本の若年層はその価値を感じていない

 

これはクルマを運転する際、渋滞や交通量の多さ、信号や交差点などゴーストップの多さなどの運転に対するストレスの大きさも影響している原因もあり、コンチネンタルでは、技術によってクルマが欲しくなるという可能性を説明する。つまり、渋滞時、アシスト機能によって自動でクルマが動き、ドライバーのストレスを軽減できれば快適となり、クルマが欲しくなる欲求が生まれると。

また、車種では「どういったクルマを運転したいか?」という質問では、日本は小型車を好み、ドイツ、フランスでは中型車、つまりゴルフなどのCセグメントが人気という結果。中国、アメリカでは想像どおり、大型車D、Eセグメントあたりが人気ということになる。

さらに「予算に関係なく乗りたいクルマは?」という質問では、日本では予算が影響することなく小型車が人気になっている。アメリカやドイツではスポーツカーというジャンルに人気が集まるという特徴もあった。中国やアメリカではSUVという結果も興味深い(下図グラフ参照)。

コンチネンタルP9

予算無視しても日本は小型車が好きという結果に

 

「自動車の運転が楽しいか?」という問いでは日本が最低の数値で、恩恵と悩み、楽しみとストレスという側面が見えてくる。年間走行距離1万km以下という人が日本では50%以上で、もっとも高く、外国では35%程度となる結果もあった。

これらの結果から日本はコスト意識が高く、移動のための手段で軽自動車が50%近くの販売台数となる現在の日本の自動車事情の根拠と見ることができるだろう。<下図参照>

コンチP10

クルマへの関心の低さが垣間見える

 

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