Automobile and the technology

情報が知識にかわる自動車サイト

WEC 2015 第3戦 ル・マン24時間レース ポルシェ、アウディが異次元の戦いの末、ポルシェが17年振りの優勝

2015年6月16日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
WEC 2015 ル・マン24時間レース 

優勝したポルシェ#19のステアリングを握ったアール・バンバー/ニコ・ヒュルケンベルグ/ニック・タンディ。

2015年6月13~14日、世界耐久選手権(WEC)第3戦、伝統の第83回ル・マン24時間レースが行なわれた。今回は24時間を通して異次元ともいうべきハイペースの戦いの末、ポルシェチームの#19が395周を走破してトップでゴールを駆け抜け、ポルシェは1-2フィニッシュを達成した。

■公式予選
6月11日から開始された公式予選では、ポルシェが1~3番手を独占した。しかもラップタイムは、ポールポジションを獲得したポルシェ#18が3分16秒887、2番手の#17が17秒台、3番手の#19が18秒台を記録し、もちろんコースレコードである。このタイムは2014年のトヨタTS040のタイムを4秒も上回っている。

予選で驚異的なコースレコードを記録したポルシェ#18

予選で驚異的なコースレコードを記録したポルシェ#18

アウディ勢は4~6番手を占め、タイムは19秒台から20秒台で、これも昨年の予選タイムを大幅に上回っている。トヨタは予選アタックをせず、決勝仕様の確認に終始し、ラップタイムは3分23秒台で、7、8番手となった。この予選タイムは昨年より2秒遅くなっている。

WEC 2015 #3 ル・マン24時間レース予選結果表

そして注目のニッサンGT-R LM NISMOは、#22が3分36秒995、#23が37秒291、#21が38秒691と、LMP1ハイブリッドクラスというよりNAエンジンを搭載する下位クラス並みのタイムとなった。このためLMP1ハイブリッド・クラスの基準タイムをクリアできず、LMPクラスの最後尾、GTEクラスの前に降格されてスタートを迎えることになった。

■決勝レース
6月13日、午後3時に決勝レースのスタートが切られた。ポルシェを先頭にアウディ、トヨタ勢が続くが、先頭グループのラップタイムは3分20秒台で、トヨタは23~24秒台のため序盤から引き離されていく。

WEC 2015 ル・マン24時間レース

24時間レースのスタート。序盤で黒色のポルシェ#18がトップに立った

トップグループを形成するポルシェ、アウディは全車が3分20秒台でラップタイムを刻み、接戦を演じている。昨年の予選タイムを上回るペースでのレース展開で、序盤こそポルシェ#17がリードを保ったものの、その後はポルシェとアウディがピットストップのたびに順位を入れ替えるというレース展開となった。その接戦の様子は、トップのポジションの入れ替わり表を見るとよく分かる。

ポルシェ#18

レース序盤をリードしたポルシェ#18

トップ位置の変遷

トップ位置の変遷


またそれにつれ、クリアラップでは3分20秒を切るラップタイムも記録されている。ただ、アウディはレース開始3時間後の時点で#8がGTEクラスの集団を強引に抜くときにGTE車両と接触してガードレールに激突する事故が発生。幸い#8は自走でき、ピットでボディとフロント・サスペンションを交換。修理には4分間を要したがコースに復帰した。

WEC 2015 ル・マン24時間レースWEC 2015 ル・マン24時間レース

夜10時過ぎ、日没を迎え夜間走行の時間を迎えるが、トップグループのペースに変わりはない。しかし午前7時頃、アウディ勢の先頭を走りトップ争いをしていた#7号車のリヤボディが外れるという予想外の出来事が発生した。ピットに帰り約7分間の修理を行なったため、2ラップ分を失い、これは結局挽回することはできなかった。その結果、アウディは#9がトップ争いを演じる役割を担ったが、このマシンは午前中にハイブリッドモーターにトラブルが発生し、さらにフロントドライブシャフトも交換せざるを得ず、17分間を失い、後退した。

この結果、夜間にトップに立ったポルシェ#19がそのポジションを守り続け、レース序盤に1分間のペナルティを受けた#17が2番を走り、#18はブレーキは不安定な状態が続いたが粘り強く走り続けた。そしてポルシェは日曜日の朝方から、勝利を確実にするため一人のドライバーが4スティントを担当する作戦を実行した。

WEC 2015 ル・マン24時間レース

アウディ#9、#8。決勝レースではポルシェを凌ぐ速さを見せつけた

終盤にポルシェを追い上げるアウディの全車はペースを上げ、なんと#7は終盤に3分17秒475という決勝レースでのレコードタイム叩き出している。ポルシェ勢はレース中は19秒台~20秒台で、レース中はアウディの方がラップタイムは上回っているのだ。したがってアウディに不運なトラブルがなければポルシェを脅かしてであろうことは想像できる。

<次ページへ>

【こだわりの愛車を高く売るには!】
同時に多くの買取業社へ査定の依頼が簡単に
各社の査定額を比較すれば、
なんと【●●万以上の差】が
入力はカンタン1分!あとは登録して待つだけ!
↓【PR】ズバット車買取比較で一括査定↓

今すぐ一括査定依頼
国産車・輸入車
現在の郵便番号-郵便番号を調べる